高知県は、自由民権運動発祥の地。多くの人物が言論統制などの規制を受けながら、自らの論を発表してきました。
　本著では、そんな高知県ゆかりのジャーナリスト２４５人を紹介。それぞれの人物の背景や人間模様などのエピソードも紹介しながら、当時の社会情勢などが分かりやすく書かれています。
　また、1952年に著された「高知県新聞史」も掲載。本編とあわせてお読みいただくと更に興味の深まる内容となっています。
　編著者である鍋島高明氏は、2021年7月に他界されました。これまで多くの高知県の人物に関する著書を出版し、今回は「土佐は人材の国-あとがきにかえて」として、土佐人の人となりやあらゆる業界で活躍した人物を紹介しており、高知に対する深い愛情が感じられる1冊です。