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「一以貫之(いちいかんし)」、いつもってこれをつらぬく。
著者は、2001年春場所を最後に引退した高知県出身の立行司、29代木村庄之助(本名・櫻井春芳)さん。
大相撲の力士たちに厳しい序列があるように、行司にも厳然たる階級があり、その最高位が立行司・木村庄之助です。
櫻井さんは昭和20年に9歳で二所ノ関部屋入門、「一つのことに信念を持って生涯貫き通す」の言葉どおり、長く険しい 道を懸命に生き、辛抱に辛抱を重ねて立行司まで昇進、平成13年に土俵を去りました。
55年の行司人生を回想した本書は、厳格な伝統社会を生き抜いた行司の自分史であると同時に、血の通った戦後相撲史 ともなっています。
序文は第48代横綱・大鵬幸喜さん、帯文は第65代横綱・貴乃花光司さんにいただきました。