幸せのための縁とは。絆とは。
高知で紫花(ゆかりはな)人形作家として活躍された中平美津子先生(大正2年〜昭和58年)と縁あって出会い、彼女の創作する人形に魅了され、そしてその生き方に感銘を受けた著者。「私のことを書いてくださいね」と託されてから30年以上の歳月を経て、このたび上梓となりました。
中平先生の生い立ちや生涯のことはもちろん、彼女とともに芸術活動を続けてきた画家、彫刻家の横田熙生先生についても綴られており、尊い二人の芸術家としての生きざまが垣間見えます。
また、教師であった著者自身が歩んできた人生についても触れており、苦労の多かった幼少期や結婚生活、また現代の教育への思いも語られています。
95歳の著者が構想から数年を要した労作。表紙や各章の扉のデザインもすべて著者によるものです。ぜひ手に取ってご覧ください。