一度きりの人生をより良く生きる
90歳を迎える医師が綴る“人生のエッセンス”
「Well-Being(ウェルビーイング)」、最近よく耳にする言葉です。直訳すると「幸福」や「健康」といった意味があります。ウェルビーイングの定義においてよく引用されるのが、世界保健機関(WHO)憲章の前文の一節。つまりウェルビーイングとは、幸福で肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態のことをいいます。
本著では、90歳を迎えた医師である著者・森惟明が実体験と学びをもとに、ウェルビーイングに生きるための方法を10章に分類し、人生の目的や目標、健康、気力、幸福、感謝、教養、知識、社会と倫理、趣味と娯楽、心理と感情など人生のさまざまなテーマについて有益なアイデアや行動を示し、学べるように構成しています。
現在、人々の主観的なウェルビーイングを重視した新たな国際目標をつくっていこうとする動きが日本でも始まっています。地球全体のウェルビーイングな状態があるはずと考えられていると同時に、一人ひとりが自分のウェルビーイングについて考えることが大切な時代となってきました。
本著が、幸福な人生を送るための目標やヒントとして必ず役に立つことでしょう。