-高知の青空、鏡川の風景。あふれる愛の物語- 國吉卓爾(脚本家・高知県出身)原作、市川智茂画の郷土マンガ。 高知市の中央を流れる清流・鏡川。その畔で小さな酒屋を営む斎藤家の玉枝は、三人姉妹の長女として育てられていた。そんなある日、玉枝の母・千代の実家から、乳飲み子の従弟・亮を引き取り育てることになる。亮は玉枝と次女・夏子、三女・真由に可愛がられ、すくすくと成長していくのだった。 数年が経ち、玉枝が高校三年生になったころ、酒屋の経営が苦しくなる。東京の大学に進学する夢を抱えていた玉枝だったが、家族のため、自分の夢を諦め、実家の酒店で働く決意をする。 いっぽう、中学三年になった亮は、東京の水泳の名門校に進学を勧められる。しかし、亮は母親のように慕う玉枝や斎藤家のみんなと離れがたく迷うのだった。