スルマ族 [14158]
販売価格: 2,500円(税別)
(税込: 2,750円)
商品詳細
〜人間の生存の原点の存在を見る〜
岩井信子氏によるエチオピア・スルマ族の記録写真集
高知新聞フリーペーパー「ミリカ」で、「よくぞ高知に生まれけり。」を連載するなど、民俗研究家として活躍中の岩井信子氏。
本著は、岩井氏が2001年から20年間にわたって訪れたエチオピア西南部の少数民族「スルマ族」の記録写真集。
長く土佐の民俗研究に携わってきた著者は、「文化の原点・原初的な暮らし」を求めて人類発祥の地といわれるアフリカ、エチオピア西南部のこの地へ赴いた。そこに暮らす「スルマ族」は真っ裸、もしくは上半身半分に皮衣をまとった姿。文字を持たず、生活は牧畜というより牛を中心に暮らしている。牛のミルクを飲むが、血も飲む。体に刻む瘢痕やリッププレート、そしてドンガと呼ばれる戦いなど、独特の文化をもつ。
著者はそこで人間の生存の原点の存在を見る。そして愛すべき人間性に惹かれ、それから毎年スルマの地を訪れることになる。
筆者は言う。「彼らの生活は、近い将来清潔な住環境を得て、高度な医療や教育を受けるようになるだろう。しかし、それが彼らにとっての真の幸せなのだろうか。この狭い地域にのみ残る地球上の聖域といわれる彼らの営みを地球から失ってはならない」
類を見ない「スルマ族」の記録写真。彼らの暮らしを多くの方に知っていただきたい。
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内容 | スルマへ/序章 エチオピア西南部 人と野性/第一章 スルマ族/第二章 牛に生きる/第三章 ドンガ/第四章 無文字社会の記録/第五章 暮らし/第六章 結婚/第七章 放牧とは、野焼きとは 他 |
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頁数 | 144頁 |
サイズ・仕様 | 210×230mm判・上製本 |
著者/発行 | 岩井信子 著 |
発行年月 | 2024年2月 |